2012年5月9日
株式会社プロビデント(千葉県流山市)は本日、さまざまな形状の金属などに貼付できるICタグ「メタルアタッチ® MA11」を発表しました。
インレイ部分が薄く細長く、加えて、樹脂ケースにヒダとヒンジが付与されていることで接着面積が増えたため、貼りやすく剥げにくい構造になっています。本技術により、プロビデントは特許を取得しております。
UHF帯を使ったICタグは、金属や液体容器にベタ貼りすると磁束ができず起電力が発生しないため、読取装置での読み取りが困難です。この問題を解決するため、この「メタルアタッチ® MA11」では、ケースに内蔵しているインレイと被着物の間に、ケースと同様の樹脂材でできたスペーサを挟むことで隙間を生み出し、起電力を発生させる仕組みになっています。
さらに、「メタルアタッチ® MA11」はケース部分にヒダとヒンジを付けることで装着力を増しています。その特長的な構造により、 曲面はもとより、鋼板のカット面、棒状の製品、あるいは液体容器、樹木、コンクリート製品などへの利用も可能となりました。 また、強度の高い樹脂をケースに使用して、耐候性・耐衝撃性・耐熱性を持たせることで、屋外使用を可能にし、鉄鋼関係の環境の厳しい製造現場においても活用できます。
プロビデントでは、「メタルアタッチ® MA11」を5月9日より東京ビッグサイトで開催される「第7回RFIDソリューションEXPO」に出展し、新商品として発表します。お客様によりお求めやすく提供するため、この「メタルアタッチR MA11」をオープン価格にて販売します。なお、販売に当たっては販売店制度を設け、販売促進を図ります。また、早い時期に海外特許出願を行うとともに、海外マーケティングも進め、近い将来海外市場へも参入を予定しています。
「メタルアタッチ® MA11」の詳細はこちらからご確認ください。