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金属対応も可能なUHF帯ICタグラベル「メタルアタッチ®」を発売

- 自立型の紙製ラベルで特許を取得 -



2010年10月20日

株式会社プロビデント(千葉県流山市)は、金属対応も可能なICタグラベル「メタルアタッチR」を開発しました。

従来、金属に直接ICタグを貼付すると、金属の影響でICタグを読み取ることが困難でした。しかし、安価な紙製でありながらも強度を保ちながら自立する構造を開発したことにより、金属に貼付しても影響を受けず、しかもラベルプリンタで印刷可能なラベルとして使用することができるICタグラベルの開発に成功しました。

もちろん通常のICタグラベルとして段ボールなどに貼付して使用することも可能です。本技術により、プロビデントは特許を取得しております。

この「メタルアタッチ®」を、本日より販売します。また出荷は10月25日からを予定しております。

製鉄業界などにおいては、鉄鋼製品や金属製の生産資材などの管理に当たり、従来バーコードを印刷したラベルなどを利用してきましたが、バーコードでは、管理できる情報量が少ない、読み取り精度が悪い、読み取り可能な距離が短いなどの課題があるため、ICタグを利用した資材管理を求めるニーズが増えてきています。

しかしながらICタグは金属に直接貼付すると磁束ができず起電力が発生しないため、読取装置での読み取りが困難です。そこで金属対応の専用ICタグが各社から開発されていますが、高価である、ラベルプリンタを使用して現場で自由にラベル印刷を行うことができないなどの課題があります。

プロビデントが開発した金属にも使用可能なICタグラベル「メタルアタッチ®」は、従来のバーコードラベルと同じ安価な紙製ラベルを利用していますが、このラベルに切り込み(スリット)と折線(ミシン目)をいれることで、単純な構造でありながらも、強度を保ちながら自立する構造にしました。これによりICタグは金属の影響を受けずに情報を読み取ることが可能となります。

装着方法は極めて簡単で、折線で谷折にし両サイドを持ったまま金属に貼付するだけです。切り込みが入っているため、ラベル面が多少カールした状態で金属に貼付されることにより自立します。

「メタルアタッチ®」は金属にも使用可能なICタグラベルとして開発しましたが、その特長から金属以外にも、読取装置とICタグの位置関係から読み取りにくい環境にある場合などにも適用可能です。例えば、倉庫で高所に製品が棚積みされていて、その表面にICタグを貼付したままでは読取装置のアンテナとICタグのアンテナの角度が適合できず読み取り不可能な場合に、「メタルアタッチ®」を角度をつけて貼付することにより読取装置で確実に読み取ることが可能になります。

UHF帯は金属もさることながら水分にも弱いため、一般的にはUHF帯のICタグをそのまま貼付したのでは読み取ることができません。しかし「メタルアタッチR」は、その形態から、液体の入ったボトルや水道管等のパイプに貼付してUHF帯リーダで読みとることも可能です。

「メタルアタッチ®」は本日販売を開始し、10月25日に出荷開始します。販売単価は1枚70円で年間500万枚以上の売上を見込んでいます。なお、販売にあたっては販売代理店制度を設け、販売促進を図ります。

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